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FXでは、「基軸通貨」という言葉が遣われます。
「基軸通貨」とは、
「他の通貨よりも流通量が多い」
「どこの国でも受け取ってもらえる」
といった特徴を備えているスーパー通貨です。
たとえば、「ドル」は、基軸通貨としての役割を果たしています。
ドルを持っていれば、どこの国へ行っても通用する。
安心感のある通貨といえます。
最近になって、ユーロが基軸通貨としての地位を獲得しつつあります。
ヨーロッパは、ほとんどの国がユーロを採用していて、
ユーロを用いて日常生活を行っている人口は、
アメリカ全国民の数よりも多いくらいになっています。
世界的に見ると、ドルからユーロへの転化、
すなわち基軸通貨を変える動きが起こりつつあります。
しかし、完全にユーロに移行するまでには、まだまだ時間がかかると思われます。
それは、ユーロを採用している欧州圏では、
為替変動リスクがない、という特性からなのです。
こういった例からわかるように、
基軸通貨というのは時代によって変化するものです。
現在では、第一の基軸通貨はまだまだ「ドル」であるといえますが、
サブプライムローン問題が起こったときに、ドルが暴落した事実は衝撃的でした。
いつ何時、こういう事態が起こらないとも限りません。
リスクの分散を図る意味でも、
ドル・ユーロの両方を保有する、といった工夫は必要になるでしょう。
本日も最後までありがとうございました。
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